装飾写本で「IL LIBRO D'ORE DI FERDINANDO D'ARAGONA」(フェルディナンド・アラゴンの祈祷書)というタイトルで中世の「祈祷書 (Book of hours)」に基づく豪華な本です。私が1997年にイタリアに行った時に手に入れた古書です。日本ではこれだけだと思います。 ルネサンス期の豪華な装飾祈祷書で芸術的な書籍。 オリジナルは、アラゴン王国のフェルディナンド王のもので、貴族や王室が宗教的な祈りやために瞑想用いた美術的な祈祷書です。彼の宗教信仰や王室の影響力を象徴するアイテムとして、歴史的・文化的価値が非常に高いです。 内容： ラテン語で書かれた祈りの文章が収録されています。 挿絵には聖母マリアや天使、キリスト教の物語を描いたシーンが含まれており、非常に細かい職人技で描かれています。 金属製の留め金と宝石風の装飾がつきます。 内側は赤いビロードのような質感で、金色の紋章模様が施されています。 出版情報： 発行者：ILTE（Industria Libraria Tipografica Editrice） 発行地：トリノ（トリノ） 発行年：1960年（ローマ数字で「MCMLX」と表記） 限定版：非常に貴重なコレクターズアイテムです。 【ポイント】 歴史的価値： フェルディナンド・アラゴンの祈祷書を復刻した、金箔や彩色ミニチュアによる豪華な装飾は、中世美術の最高峰を再現しています。16番の写真メモ：「この手稿には合計231枚のページがあります。（I + 229 + Iの形式）。その中には、1、80、104、115、136、197、209、229のページが紫の羊皮紙で作られています。」 　 現在オンラインの海外マーケットプレイス https://x.gd/8Hdyz では、**680ユーロ（約10万9,095円）で販売されており、その希少性と高い人気が賑わっています。この価格は、美術的価値や歴史的背景からすると非常に納得のゆくもので、コレクターや歴史・芸術愛好家にとっては魅力的な一冊です。 宗教的・文化的意義： キリスト教徒だけでなく、歴史や美術を愛する全ての方にとって、深い精神性と文化的な背景を持つ作品としておすすめです。 ※傷や汚れの具合いなどの判断には個人差がありますので写真でよく確認してください。